■アロマテラピーについて
アロマテラピーの定義
アロマ(AROMA)とは「芳香」、テラピー(THERAPY)とは「療法」という意味です。
したがってアロマテラピーは「芳香療法」と訳されます。
この場合の芳香は動物性のものや人工的に合成されたものは除き、植物から抽出した100%天然のものに限られます。(雑貨屋さんなどで売られている合成の香料は厳密にはアロマテラピーとは言いません。)
そして、この植物から抽出した天然100%の芳香成分のことを精油もしくはエッセンシャルオイルといいます。
簡単にまとめると、「アロマテラピーとは、花、樹木・果実の皮などから抽出した天然100%のエッセンシャルオイルを活用して、健康維持や美容に役立てる自然療法のこと」です。
現代のアロマテラピーの歴史
●「アロマテラピー」という言葉は、フランス人科学者ルネ・モーリス・ガットフォセによって名付けられました。
1928年に彼は、彼の著書で「アロマテラピー」という言葉を初めて用いました。
実験室で彼が手に火傷を負ったとき、たまたま近くにあったラベンダーの精油を使ったことから、精油の持つ効能を発見したという話は有名です。
●1964年には同じフランスの医学博士ジャン・バルネが戦時中の自らの臨床活動でアロマテラピーを実践した結果を『植物=芳香療法』という著書にまとめて発表しました。
●オーストリアの生化学者マルグリット・モーリーは、バルネ博士が活躍していた同じ頃、皮膚を通して浸透する精油の研究を行っていました。彼女は医師の資格がなかったので、バルネ博士や彼の弟子たちが行ったような方法で精油の内服を処方することができませんでした。
しかし、彼女は精油を外用的に塗布すると副作用の可能性もより少なく、非常に大きな効果を期待できると感じました。そのため、彼女は今日のアロマテラピーの基礎となったマッサージのテクニックを開発したのです。
彼女のトリートメントは当初は肌を若返らせる美容目的で開発されましたが、快眠、痛みの緩和、そして健康全般の向上などの有効な効果を報告したのです。そして、その効果はトリートメントが終わってもしばらくの間持続したのでした。
彼女は、1964年になくなるまで、マッサージを実践し、指導しました。
●日本では1985年にイギリスのアロマテラピー研究家であるロバート・ティスランドの著書『アロマテラピー<芳香療法>の理論と実際』(フレグランス・ジャーナル社)が翻訳、出版され本格的なアロマテラピーの普及がスタートしました。
※現在、アロマテラピーは世界中の先進国でストレスに悩む人々に恩恵を与えていますが、それぞれの国の歴史や文化、法律などによって特徴のある発展を遂げています。
アロマテラピーの利用方法
【ボディーオイルとして】
* トリートメントのマッサージの時や家庭で使用する。
* 次のような時に使うと心身への全般的な効果が得られる。
・血行が悪い時
・心身の不調からくる毒素の蓄積
・免疫機能を促進し維持したい時
・一般的なリラクゼーションに
・若返りと、気持ちを引き立てたい時
* 精油の効果を高めるには、選んだ植物油(スイートアーモンド油、ホホバ油etc...)で精油を希釈して1~5%の濃度にする。
【局部的に使用するボディーオイルとして】
*毎日家庭で使用する。
*次のような症状に対して使う。
・関節のこり
・肩こり
・消化器に関する症状
・月経痛
・胸が締め付けられる感じ
・セリュライト
など。
*該当する狭い範囲だけに使う時は、植物油に溶かす精油の濃度を10%まで上げてもよい。
【スキンケアオイルとして】
*フェイシャル用のオイルとして毎日使用する。
*皮膚炎などの治療に使うボディーオイルとして使う。
*植物油で溶き、1~3%の濃度にする。敏感な肌には薄めの濃度(0.5%程度)を用いる。
使った効果が思わしくない場合は、さらに濃度を低くする。
【バスオイルとして】
*精神/感情面に作用させるには、一番効果がある。
*植物油を混ぜると、
・肌を柔軟にする。
・精油の効果を持続させやすい。
・希釈しない精油が肌に触れると起こる可能性がある炎症を防ぐ。
*ほかのブレンドの時よりも高い濃度にするのは、湯に溶かして使うので、肌から浸透する精油の量は少ないからである。
*精神的な面への効果を得るのに必要な濃度は、個人の香りに対する感受性によって違う。また、浴槽の湯にバスオイルを入れていく時に、量を調節することで、濃度を変えられる。
*ブレンドした精油を5ml浴槽に加える時には、最初植物油で希釈する濃度を25~50%にしておく。
【フットバスとハンドバス】
*不眠症や頭痛や不安症で全身浴が出来ない時には、代わりに手足を浸すとよい。
*足に汗をかいたり、痛みがあったり、腫れたり、ヒリヒリしたり、真菌性の感染症になったり、血行が悪い時のように、局所的な症状には、適当な精油を使ってフットバスに入るとよい。
*すでにブレンドされているバスオイルを少量使うか、症状に応じて、湯、ぬるま湯、水の中に希釈しない精油を最大12滴まで入れて使う。
【腰湯】
*痔や膣カンジタ症や会陰切開の傷などがあるときに。
*ぬるま湯を入れた洗面器などの容器に精油を3~4滴落としてその上に座るようにする。
【希釈しない精油を使う】
*患部が切り傷、打ち身、火傷、虫刺され、吹き出物、膿疱などで非常に小さい場合は希釈しない精油を1滴使うと非常に効き目が早く現れる。
*但し、このような使い方をする時には精油の種類を選ぶ必要がある。(通常はラベンダーやティートリー等を使う。)精油の中には、希釈しないで肌につけると、ヒリヒリしたり、肌を乾燥させるものがあるからである。
【湿布】
*患部が広い範囲にわたる時の応急処置に。(日焼け、捻挫した足首などに。)
*使用する人の条件と、選んだ精油の種類によって差があるが、大体100mlの水に対して、精油を多くて12滴落とす。例えば子供の場合は、精油の量を減らす。
作った溶液にガーゼか木綿のハンカチを浸して患部にあて、必要な時間そのままにしておく。
*選んだ精油によっては、水に溶かして使うと皮膚がヒリヒリするものもあるので、注意する。
*フェイシャルのスキンケアとして使う時は、精油の量を1滴だけにする。
*湯たんぽや氷嚢を使って温めたり、冷やしたりすると、精油が作用する速度が速くなり、鎮痛効果が生まれる。
【吸入】
*喘息以外の呼吸器に関する症状を緩和する。
*ぬるま湯を張った洗面器に精油を2~3滴落とす。洗面器の上に顔をもっていき、タオルを頭の上から被って蒸気が外に漏れないように覆う。そのまま数時間ゆっくり呼吸をする。
吸入後は、すぐに冷たい外気に触れないようにする。
*同じやり方で、スチームを使ったフェイシャルトリートメントも出来る。
*ティッシュに精油を数滴垂らしてその香りを吸入するドライ吸入という方法もある。この方法は、呼吸器に関する症状の他、精神的に落ち着ける効果がある。
【部屋の芳香剤として】
*市販のアロマポットやディフューザー等を使用し、精油が常にまんべんなく部屋に拡散されるようにする。
*精油を熱すると成分と香りがやや変化することと、精油の種類によって粘性が異なるので、このような用途に向くものとそうでないものがある。
*このような使い方をすると、リラックスしやすい雰囲気が部屋にかもし出され、空気が正常化し、呼吸器の鬱血も緩和する。
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※以上のようにアロマテラピーの活用法は無数にありますが、easeでは、部屋の芳香剤、フットバス、ボディーオイル、スキンケアオイル、吸入(ドライ吸入)の方法でアロマテラピーを利用しています。

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